夏にも冬にも使える万能な掛け布団。それが、羽毛布団です。
羽毛布団とは、名前になっている通りにグース(がちょう)の羽毛を詰めている布団のこと。グースには、羽毛をふくらませることで空気を捕まえて体温を保持して寒さから身を守るという特性があります。
羽毛布団はこの特性を活かしており、保温性に優れています。涼しくなってきたら温かな羽毛布団を使うという人は多いのではないでしょうか。同様に、羽毛を使ったジャケットであるダウンジャケットは保温性に優れつつ軽い上着として冬場に重宝されていますね。
では、羽毛布団は秋冬向けの布団なのかというと実は1年を通して使えます。
保温性に優れているがゆえに暑い時期には適していないと思えるのですが、羽毛と羽毛とのあいだに生じるスキマが水分を溜め込まないようになっています。すなわち、羽毛は保温性に優れているだけでなく通気性の良さも持っているのです。
つまり、夏場に羽根布団を使うと余計に汗をかきそうなイメージがあっても、実際には通気性の良さが汗を抑えてムレることなく快適な睡眠を提供してくれるというわけです。
単なる分厚い布団だと、冬の寒さをしのげはしますが夏には使えませんし、重い上に場所を取ってしまいます。その点、羽毛布団は1年中使え、しかも、ボリュームがあるように見えても空気を含んでふくらんでいるだけなので軽く、布団用の圧縮袋を使えば驚くほど薄くなります。
掛け布団を新しくしたい、あるいは、買い足したい。そんな時には何と言っても羽毛布団がおすすめです。
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